リハーサル。客席で音のチェックをしていた内田裕也がステージに立った。スタッフを一喝し、無人の客席に向かい、ヴォーカリストは挑んでゆく。『コミック雑誌なんかいらない』。スピーカーからイントロのギターが鳴り響いた瞬間から、ヴォーカリストにエフェクトがかかった。ヴォーカリストの心の目には、すでに客席からの無数の目が映っているに違いなかった。

開演3時間前。彼自身のニューイヤー・ロックフェスティバルは、すでに幕を開けていた…。

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